2012年4月8日日曜日

Dr.HOUSEシーズン2第19話「ハウス Vs 神」(House Vs. God)


[HOUSE]Dr.HOUSEシーズン2第19話「ハウス vs 神」(House vs. God)

(北米初回オンエア:2006年4月25日)

第58回エミー賞作品賞ノミネート対象エピソード。

脚本・Doris Egan:ヒューマニタス賞ノミネート。

::Dr.HOUSE ::

FOXチャンネルにて、毎週火曜日23:00〜new他放送中。

夜の街角。

とある建物に何人かの人が入っていきます。中から聞こえてくるのは賛美歌の歌声("Oh Happy Day")や手拍子。ここは教会で、多くの信者たちが大変盛り上がっている様子。松葉杖の人、車椅子の人もいます。

1人の男性、ボイドが説教中のようです。「魂を感じる!?」とボイドがあおると歓声で応える信者たち。

説教を続けるボイド。「ユダヤのアサ王は治世39年目に重い足の病にかかった。でも彼は神からのではなく、医者の助けを求めた。今の時代、医者に診せるのは悪いことじゃない。でも医者は、イエスが自身の弟子に与えた力で治療したようなことは出来ない。我々は主の力なしでは一歩も前に進むことは出来ない。」と。

そしてボイドは、歩行器につかまって立っている老婦人の頭に手のひらをかざすように乗せ始めました。そして目を閉じて「アグネス、神の愛をあなたへ与えます。」と。じっと目を閉じてその言葉を聴いているアグネス。

ボイドは目を開くとアグネスの頭から手を離し、彼女の歩行器に手をかけるとゆっくりとアグネスの手から離します。

歩行器がなくてもまっすぐに立っているアグネス。信者たちは驚いていた表情を浮かべています。ボイドは「信じれば…すべてが可能だ。」と。それから信者たちに「友よ、この教会に満ちた神の愛をアグネスに感じてもらおう!」と続けます。それから拍手を。

すると信者たちは立ち上がり、ボイドにならって、アグネスに拍手を送り始めました。「あなたなら出来る!さぁ!」とアグネスに声をかけるボイド。

アグネスは周りの様子に戸惑いながらも、ゆっくりと一歩一歩、足を前に出します。笑顔になるアグネス手を開いて天を仰ぎます。

さらにテンションがあがる信者たち。

天を仰ぎ「感謝します!神よ…!」と言ったところでボイドは突然、体の筋肉に異常を感じ始めた様子。CGIで筋肉が急速に収縮する様子が描かれます。

苦しそうにひざを着くボイド。父親のウォルターが駆け寄ります。ボイドは「父さん、医者を…。」と言うと意識を失ってしまい…。

オープニング。

病院・玄関ホール。

出勤してきた、サングラス・ライダースジャケット姿のハウスの元へ「僕のDVDプレイヤーは?」と言いながらウィルソンがやってきました。「必要なら出て行くときに置いていくべきじゃなかったな。」と返すハウス。

「ビデオでポルノを見るのは退屈だもんな。」とからかうようにウィルソンが言うと、使い終わったらすぐに電話するとハウスは言います。ただし、電話を引いたらの話だけどと。

ウィルソンは忘れてたと応じると、仕事のあと自分で取りにいくと伝え、木曜日はどうだとたずねます。すると、木曜日は家にいないと応じるハウス。しかしウィルソンは、まだ鍵を持っているから勝手に出入りできると。

すると、明日自分で持ってくると言うハウス。そして「リンジー・ローハンがスペリング競技をやる映画をまた観るのか?スペリングが得意な少女に何があるんだろうな?」とからかうように続けると、数学コンテストだとウィルソンは訂正。さらにハウスは「数えるのが得意な少女に何があるんだろうな?」と返します。

そんなハウスを無視して、今日はポーカーナイトだろうとたずねるウィルソン。しかしハウスはその問いには答えず、ごまかすような表情を。そこでウィルソンは「数週間前は参加していいって言ったよな?ごまかすなよ。」と問い詰めます。

しかしハウスは「行かなきゃ。病人でいっぱいの場所へね。急げば逃げられるかも。」と言いながらエレベーターに乗り込んで行ってしまいました。

ボイドを診察しているキャメロンとフォアマン。

腹部には異常なしだとフォアマンは言うと、ボイドに何を食べたかとたずねます。チキンサンドイッチだと答えるボイド。旅をしているから、ファーストフードが多いとのこと。

腹部を触診するフォアマン。キャメロンは採血のためにボイドの腕に注射針を刺します。するとボイドは「ありがとう。ほとんど感じない。」と。その言葉に笑顔を浮かべ、どういたしましてと応じるキャメロン。

「神はあなたがやさしい人だと私に言っている。」とボイドはキャメロンに言います。面食らいつつ、笑顔を浮かべると、神と話すのかたずねるキャメロン。

すると付き添っていたウォルターが、ボイドにはよく神が降りてきて、人を導くのを助けるのだと説明。どのぐらい続いているのかとフォアマンがたずねると、10歳以来だと。とりあえずうなずくフォアマン。

するとボイドが「神は僕に言った。一緒に働いている男性に対する復讐心に燃える気持ちを隠している女性医師に僕が会うってね。」と言い出しました。

その言葉にあ然としてフォアマンの方を見るキャメロン。フォアマンもキャメロンをチラリと見返します。「神の『み技』だよ。」と笑顔で言うボイド。「覚えておく。」と戸惑いつつもキャメロンは応じます。

そしてキャメロンは検尿カップを手に取ると、尿が薄いみたいだと指摘。つまりどういうことかとウォルターがたずねると、腎臓の機能が悪いから体内に毒素がたまる可能性があると説明を。血液検査をして調べると。

「ありがとう。感謝するよ。」と笑顔で言うボイド。キャメロンとフォアマンはうなずいて部屋の外へ。

ハウスのオフィス。

ハウスはヨーヨーで遊んでます。

ハウス:神が彼と話すのか?

チェイス:精神病ではなく、彼はただ単に信心深いんですよ。血液検査で出た唯一の医学的問題は低ナトリウムぐらい。

ハウス:違う。神と話すっていうのは信心深いから。神が語りかけてくるっていうのは精神病だから。

チェイス:多くの人は象徴的なものとして宗教的な経験をしてますよ。だから別に…

ハウス:君が神学校*1にいた時、神は君に語りかけてきたか?

チェイス:(笑う)

ハウス:(答えを促すようにチェイスを見る。)

チェイス:いいえ。

ハウス:神の負け。俺たちの勝ちだ。彼は精神病患者か、詐欺師だな。

フォアマン:彼は本当に…とても印象的ですよ。

ハウス:藪でも燃やしたか?見事なショーだ。

キャメロン:彼は知的で礼儀正しくて、威厳もあり、典型的な15歳には見えません。

フォアマン:彼はキャメロンに、神は論文の件について私に対してイラつくのはもうやめて欲しいと思ってるって言ったんですよ。

ハウス:神は君がキャメロンの論文を盗んだことを知ってたのか?

フォアマン:彼女が復讐心に燃える気持ちを隠しているって知ってたんです。

キャメロン:もう、忘れましたよ。

ハウス:君たちの態度から二人の間にベルリンの壁があることぐらい俺にもわかるぞ。彼がそれに気づいたなんて、ショックだな。低ナトリウムか…アディソン病の検査は?

チェイス:色素沈着もカリウム値も正常。

ハウス:肝硬変は?

フォアマン:肝臓は大丈夫です。異常ありません。

ハウス:(ため息)低ナトリウム状態を治すために塩分摂取量をモニターしろ。1時間で1リットルにつき1mEq以上は取らせるな。病歴からドラッグの所見や他の妄想を突っついてみるか。(部屋を出て行こうとする)

チェイス:患者と話しをするつもりなんですか?

ハウス:神は彼に語りかける。俺が神より優れていると思ったら、それはあまりに尊大だろ?

去っていくハウス。

ボイドの病室。

ハウスは杖で病室のドアを開け、しばしその場で立ち尽くすと「君は信仰治療師か?」と言います。ボイドが笑顔を向けると続けて「それともこれは軽蔑の言葉かな。『神による健康管理』の方がいい?」と。それからハウスは、神は自分が部屋を訪れると言っていたかとたずねます。

その言葉に「信仰治療師でかまいませんよ、ドクター・ハウス。」と応じるボイド。ハウスはわざとらしく驚いた様子を見せると「すばらしい。白衣に『H』の文字が見えたとでも?」と。

しかしボイドは挑発にはのらず、看護師が話していたと応じます。すると「ヤツらを信じるな。俺はズボンの中に靴下を入れてる。」と言うハウス(笑)そして「信仰」は「無知」の同義語だろうと皮肉を。どうして人は根拠がないのに何かを信じることに誇りを持つことが出来るのか、ハウスはまったく理解できないらしい。たとえば「偉業」みたいなものを。

すると「神は我々の信頼を求めている。信じなければ、誰も愛することは出来ない。」と反論するボイド。ハウスは信頼は得るものだと言うと、クローゼットの中に隠れている誰かを信じることはできないだろうと言い返します。

そんなハウスに「あなたは誰も信じないんでしょう?」と鋭いことを言うボイド。

ハウスはしばし言葉につまると「とらえどころがないな。」と返し、混乱も無気力感もないようだけどどんなドラッグを飲んでいるのかとたずねます。

アスピリンぐらいだと答えるボイド。集中していると食べることを忘れてしまうので、空腹から頭痛がするとのこと。「アスピリンと病院はいいのか。」と皮肉で返すハウス。多くの人と同じように医学的助けを得ているのは興味深いと。

そこに父親のウォルターが水のペットボトルを手に戻ってきました。

ハウスの皮肉にボイドは、自分が祈りを信じているということが、細菌と毒素の存在を信じていないということにはならないと返し、ウォルターからボトルを受け取ります。そして、ボトルのキャップをひねるというよりは、簡単に取って飲み始めました。

そんな様子に、そのボトルはすでにキャップが開いていて、冷水機から補充したのかとたずねるハウス。ウォルターが肯定すると、さらに頻度をたずねます。その問いに、1時間に2、3回だと答えるウォルター。彼が水で潤すのが好きだからと。

驚いている様子のハウスに、続けてウォルターは不安げな様子で、細菌が入っていたとでも言うのかとたずねますが、普通に水が入っていると思うと応じるハウス。

ウィルソンのオフィス。

ウィルソンが患者のグレイスの診察をしています。カルテを見ながら、痛み止めを出すというウィルソンですが「また?」とうんざりした様子のグレイス。

オキシコドンの量を増やすとウィルソンは言いますが、グレイスは弱々しい声ながらも笑顔を浮かべて、こうして話していられる唯一の理由は、今朝薬を全部飲んでいないからだと言います。

言葉もなくグレイスを見るウィルソン。さらにグレイスは「あなたは最善をつくしてくれた。それに私もいい兵士だった。もう終わりだってことを認める時ね。」と。

そんなグレイスを励ますように、旅行に行きたいと言ってたではないかと言うウィルソン。10代のころからフィレンツェを見てみたかったのだろうと。しかし、薬漬けで行く旅行なんて自分が夢に見ていたものではないと言うグレイス。

ウィルソンはグレイスを説得するように語り掛けます。「あなたは強い人だ。病気と対峙して来た。」と。そして、体に合う正しい痛み止めの組み合わせがあるはずだし、それをきっと見つけてみせると続けます。だからあきらめるなと。

すると、バルコニー側からハウスがやってきました。ガラスドアを杖で叩いてウィルソンを呼び出します。

ウィルソンは「悪いね。僕には場をわきまえない友人がいて…。」とグレイスに言うとバルコニーへ。

ウィルソン:5分待ってくれるか?

ハウス:死にかけてる?

ウィルソン:あぁ。

ハウス:このコンサルが終わる前にも?

ウィルソン:君が自己中心的だっていう記念碑が建てられるだろうな。

ハウス:患者、15歳、信仰療法師。神へのホットラインを持ってる。

ウィルソン:症状はなんだ?

ハウス:彼は聖人じゃない。彼は、見て、聞いて、推定することによってその人に何が起こっているかがわかるんだ。

ウィルソン:自分の商標権が侵害されるのを心配してるのか?

ハウス:それから彼は、人が思わず飛びつくような神の言葉を伝える。権力の誇示だ。


フラグルロック - 風変わりなものがするように風変わりなものです。

ウィルソン:似てるところはそれぐらいか。なんで彼はここにいるんだ?

ハウス:俺は人類を恐れるよ。ティーンネイジャーが神の声を主張し、高等教育を受けた者までもがそれに耳を傾けてる。

ウィルソン:アメリカ人の大多数はそれぞれの神を信じてる。彼の症状は何なんだよ?

ハウス:広範囲に及ぶ痙攣と低ナトリウム。彼が絶え間なく水を飲んでることがわかった。神が「体を清めよ」って言ったんだろうな。

ウィルソン:大量の水分摂取は低ナトリウムの原因になるな。

ハウス:確かに痙攣の原因にはなる。

ウィルソン:何だよ、それだけ?解決したじゃないか。信仰が自分をイラつかせるから、わめき散らすために僕をここに引っ張り出したのか?

ハウス:彼は良くなるな。……人は穴を埋める方法を探してる。でも同時に穴を求め、穴の中で暮らすことを望む。そして、誰かが穴に土を入れると怒り出す。(外に向かって叫ぶ)人々よ!穴から出て来い!

あきれて部屋の中へ戻っていくウィルソン。

ボイドの病室。

眠っているボイド。突然、大きく目を見開き…。

廊下。

ボイドが賛美歌を歌いながら、ふらふらと廊下を歩いていきます。道行く人が不審な目でボイドを見ますが、ボイドの目にはぼやけてしか見えない様子。

そして、待合室の水が流れるモニュメントの前にたどりついたボイド。手を広げ、水を感じているかの様子。大きくなる歌声。

そこへチェイスがやってきました。大丈夫かと問いますが、大きな声で歌い続けるばかりのボイド。チェイスはボイドの肩に手をおいて、さらに名前を呼ぶと少しすると歌うのをやめました。

行こうと言ってボイドを促すチェイス。病室に向かって歩き始めるふたり。チェイスはボイドに名前やここがどこかわかっているかたずねますが、ボイドは答えず。視界はやはりぼやけている様子。しかし、1人の女性だけははっきりと見えています。

その女性とは、ウィルソンの患者のグレイス。

歩いてくるグレイスにボイドは「神はあなたに恐れて欲しくないと。」と言いながら歩み寄ります。立ち止まるグレイスにさらに近寄り、手を取りながら「神はあなたを治すために私をお遣わしになった。あなたは神が自分の祈りを聞き入れてくれないと思っているかもしれないけど、すべて聞いてくださってる。あなたが言っていないことさえも。」と。

グレイスは吸い込まれるようにじっとボイドの顔を見ています。

チェイスはボイドに部屋へ戻ろうと促しますが、さらに話し続けるボイド。「信仰こそ、すべてを可能にする。」と。そしてグレイスの顔をなでるようにすると「主よ、あなたの子の苦しみを取り去りたまえ。再び元の彼女へ。」と言い始めました。

するとそこへウィルソンがあらわれ、ただならぬ様子に慌てて二人のもとへ駆け寄ります。グレイスの顔からボイドの手を払うと、何事だとチェイスに尋ねるウィルソン。

複雑部分発作で、方向感覚を失っていて、自分でも何をしているかわかってないとチェイスがあわてて説明すると、ウィルソンは彼を部屋に戻せと強い口調で命令。

ボイドを連れて行くチェイス。

ウィルソンが大丈夫かとグレイスにたずねますが、グレイスは呆然とボイドが去っていった方を見ています。

ミーティングルーム。

キャメロン:本当に発作なわけ?賛美歌を歌うのと癒しは彼がいつもしてることでしょ?

ハウス:興味深いな。宗教的な振る舞いは気が変であることと紙一重ってことがわからないとは。

チェイス:反復、感情・意識の欠如が見られたから、発作でしょう。

キャメロン:感染症?

フォアマン:熱はない。

キャメロン:ウィルソン病かもしれない。もしくは、糖原病の可能性も。

フォアマン:それか、脳腫瘍。

チェイス:結節性硬化症。

ハウス:…んー。どうやって解決するかな。神様に聞いてみてくれって患者に頼んでみるか、MRIにかけてみるか。どっちにしたい?

そこへ怒りのウィルソンが乗り込んできました。どうして不安定な患者のことを廊下で歩き回らせたりしたのだと。そんなウィルソンに「鎖が壊れちゃって。」と返すハウス。

ウィルソンは「末期患者が必要としてることの最新の流行は、治療について誰かのあざけりを聞かされることなのか?彼女は取り乱して、怒ってた!」と怒りがおさまらない様子。

今は彼女が取り乱して怒ってるんじゃなくて、ウィルソンの方がそういう状態だとウィルソンの気持ちを逆なでするようなことを言うハウス。

ウィルソンは、前よりも気分が良くなっていると彼女が言ってると伝えます。歌ったり踊ったりするほどではないけど、ここ数ヶ月ではじめて、ほんの少しだけど幸福な気持ちを感じているらしいとのこと。

しかし、急激な痛みが幸福感を生むこともあると否定的なハウス。バケーションにでも行かせろと。

「それはいい案だ。」とウィルソンは皮肉を込めて言うと、バケーションが終わったらこの否定的な状況に引き戻されると続けます。彼女は病気とうまく付き合ってきたのに、期待値があがってしまったと。そして、その望みが打ち砕かれたときに彼女と一緒にいなくてはいけないのはハウスではなく自分なんだと言って、部屋を出て行きました。

無言でハウスの方を見る3人組。「君たちはやることがないのか?」とハウスが皮肉まじりに言うと、検査へと向かいました。

MRI室。

チェイスがMRIの準備をしながら、いつから人を癒すことをしているのかとボイドにたずねます。すると、「僕がしていることを信じてるの?」とたずね返すボイド。「そうしたいね。」とチェイスが応じると「でも、そうしないんでしょ?」と。

そしてボイドは、なぜいつもしたくないことをするのかとチェイスにたずねます。その問いに、怪訝そうな表情を浮かべてボイドをじっと見るチェイス。チェイスが何も言わないので、答えは期待していないとボイドは返します。

うなずくチェイス。ボイドは台の上に横になります。チェイスがスイッチを入れると、MRIの中へ。

操作室。

キャメロンが操作しています。フォアマンも隣に。

フォアマン:神は多分、君に忘れてもらいたいって思ってるんだよ。

キャメロン:天で何かの力が働いても人間にはどうせ理解出来ない。考えたって何の得もない。

フォアマン:君は神が存在するかもしれないと信じているのに、そのことについては考えないの?最も重要な問題…

キャメロン:ペンギンが原子物理学について考えてる方がマシ。何で私たち、こんな会話してるわけ?

フォアマン:何で?興味ないのか?

キャメロン:(フォアマンのほうを見る)あなたは友達じゃない同僚である誰かに話すことが出来ないから、独り言みたいに何気なく来世について語ってるんでしょ。

キャメロンのかたくなさにこれ以上何も言うことが出来ないフォアマン。

ミーティングルーム。

ハウスが自分のオフィスから赤いマグカップ片手にやってくると、ホワイトボードに目をとめました。そこにはハウス対神のスコア表が書かれています。

現在、ハウス1点、神2点。

それを見てかすかに笑顔を浮かべるハウス。そしてシンクでコーヒーを入れていると「スコアをつけてるの?」と声がかかります。ハウスが振り返ると、そこにはボイドが立っていました。

まだMRIの結果は出ていないから、部屋に戻るよう言うハウス。「歌うのはナシでだぞ。」と付け加えることも忘れません。

するとボイドは、低ナトリウムの原因を当てたからハウスに点数がついているのはわかるけど。自分の点数の理由はなんだとたずねます。

その問いに「ドクター・キャメロンとドクター・フォアマンのケンカを当てたトリックに感動する人間もいるんだろ。」と皮肉を込めて応じるハウス。

ならば2点目は何かとボイドがたずねますが、ハウスは無視して黙ったまま。ボイドが「僕がグレイスを治したから?」と笑顔を浮かべて言うと、彼の方に振り返ります。続けてボイドは「彼女が僕に会いに戻ってきたよ。」と。そして、彼女が好きだと言います。

「人を混乱させるのが好きなんだな。だからここにいるんだろ。」と皮肉を言うハウス。そして、神によってバッテリーを動かされているのかそうじゃないのか知らないけど、どちらにしろ楽しんでいるようだと続けます。

そのハウスの言葉に、自分は人を助けるのが好きだと応じるボイド。重荷が消えていくのを実感しているその人の顔に浮かぶ表情を見るときに快感が得られると。

エンドルフィンが減るころにはまた関節炎が出てくると言うハウス。ボイドが否定をすると、広範囲に追跡調査でもするのかと皮肉を。

しかし、神が自分にそう言うのだと言い返すボイド。その言葉にハウスはあきれきった表情を浮かべると、フェアじゃないと言います。楽しく会話してるときにそんな爆弾を投げてよこされても、理性的に攻撃し続けるのは難しいではないかと。

そしてハウスは自分のオフィスへ。ボイドも後に続きます。そして「神はあなたについても僕に話した。」とボイドは言いはじめました。

「『敵を許せ』『水星逆行のときはおうし座の人とデートするな』実体験で学んだよ。大変だった。」と茶化すように言い返すハウス。そんなハウスにさらにボイドは「神はあなたが孤独の言い訳を探してるって言ってる。」と。

その言葉にハウスは、素晴らしく正確に深いことを言っているように聞こえるけど、周囲と壁を作るタイプなら誰でも当てはまると指摘。そして「君は賢い。こう思われずに俺について推論してみせた。バカだって。」と続けて、次回はもっと具体的に言うよう神に頼めと皮肉を言って、ボイドを無視するようにデスクワークをはじめました。

すると、神はドクター・ウィルソンをポーカーゲームに招待してあげて欲しがっていると言うボイド。その言葉を聞いたハウスは、思わず驚いたように顔を上げてボイドを見ます。

笑顔を浮かべて去っていくボイド。ハウスはじっと考え込んでいる様子。

カフェテリア。

ウィルソンがランチ中。そこへハウスがやってきて「俺の患者と話すな。」とクレームを。しかしウィルソンが何のことやらサッパリ分からない様子なので、廊下でウィルソンの患者と出くわしたことに腹を立てているんだろうけど、話したからって何の心配もないだろうと続けます。

しかしウィルソンは何の心当たりもない様子で「楽しいな。パスワードみたいだ。話し続けろよ。一体何について話してるのか手がかりがつかめるかもしれない。」と嫌味を。

そこでハウスは単刀直入に「神が俺のポーカーゲームのことを知ってたんだよ。」と説明。その話に、自分が言ったと思うのかとウィルソンが問うと、そうじゃなかったら毎週日曜、教会に通い始めてやると言うハウス。そして、そのうち自分のボウリング大会にも干渉してくるつもりかと嫌味を。

自分の病室に戻るよう怒鳴ったこと以外は、ハウスの患者とは話していないと否定するウィルソン。

ミーティングルーム。

MRIの結果、良くない部分があったと報告するチェイス。ハウスはパソコンでその部分を拡大すると、結節性硬化症だなと。すべての症状に合うとチェイスは言います。

大脳皮質の腫瘍は手術できると言うフォアマン。するとハウスは「患者におめでとうと言ってくれ。すぐに神との対話は過去のものになるから。」と言いながら、ホワイトボードのスコア表の「ハウス」の欄に1点追加。そして、こうして彼は人間になったと。

ボイドの病室。

フォアマンとチェイスが入っていくと、ボイドと話をしていたグレイスが部屋を出てきました。入院着のようなラフな服ではなく、赤いかわいらしいスーツを着ています。

そんなグレイスを廊下で待ち構えていたウィルソン。グレイスに語りかけます。

ウィルソン:カトリック教会がルルドの泉に医者を置いていたっていう話を知ってる?彼は毎日同じ話を聞いた。でも、気分が前よりも良くなったと主張した何千もの患者からカトリック教会が「奇跡」と認めたのはほんの一握りだった。

グレイス:でも、一握りは認めたんでしょ。

ウィルソン:教会だからね。そうするよ。


映画は、家族をどのようになります

グレイス:聞いて。ここ2年ぐらいで、私の世界はどんどん小さくなってる。8ヶ月、6ヶ月…。映画の予告編を見て思うの。「公開されるときにここに来れるかな?」って。でもまだ、希望はあるかも。計画を立ててみたい。今から1年間の。2年間でもいい。私は明るい見通しが好き。

ウィルソン:(ため息)明るい見通しだなんてウソだ。君がそれを信じてるんなら、君はひどく叩きのめされることになる。

グレイス:(笑顔で首を横に振る)

ウィルソン:肝臓の新しい画像を撮らせてくれ。

グレイス:あなたは真実を認めることが出来ない。

ウィルソン:真実なら、それを証明することを怖がる必要なんてないだろ。

黙ってウィルソンを見るグレイス。

ボイドの病室。

結節性硬化症は遺伝的な障がいで、小さな良性腫瘍が体のいたるところで成長する原因になり、この場合は脳だと説明するフォアマン。ウォルターが良性なのかと確認すると、おそらくそうだけど、良性にせよそうでないにせよ、それがある場所が悪いと続けます。だから取り除く必要があると。

脳の手術をすると言っているのかと不安がるウォルター。チェイスは、症状が悪化しているということは、腫瘍が成長しているということだと説明を。そして、手術すれば低ナトリウムや発作、幻聴を治せると続けます。

しかしウォルターは「幻聴」という言葉に引っかかった様子。それでもフォアマンは、手術しなければ悪化して、致命的なことになってしまうと説得。手術で普通の15歳の少年にするべきだと。

すると、フォアマンをじっと見て「僕は『普通』じゃない。」と言うボイド。

フォアマンとチェイスは顔を見合わせます。

カフェテリア。

ウィルソンがヨーグルトのような、アイスクリームのようなカップを手にレジに並んでいると、ハウスがそれを奪い取って、自分の患者と話をしてほしいと頼みます。「俺が払うから。」と!!!(笑)

「世界支配の陰謀でも企ててるのか?」とウィルソンが問うと、モーゼが手術を拒否しているとハウスは説明を。そして、ウィルソンには才能があると言います。患者に死の宣告をしても感謝されるような才能が。

すると、条件を出すウィルソン。手術の同意を取り付けたら自分もポーカーゲームに参加したいと。くだらないゲームに入りたいがために子どもを見殺しにするのかと言うハウス。するとウィルソンは、自分を閉めだして子どもを見殺しにするかと。

あ然としてウィルソンを見るハウス。

ボイドの病室。

聖書を読んでいるボイドの元へ、ハウスとウィルソンがやってきました。

ウィルソンが名乗ると、他の誰かを送り込んでくることはわかっていたというボイド。ハウスは「神はおしゃべりだな。」と入り口の壁に不機嫌そうに寄りかかりながら皮肉を。

ウィルソンはハウスをたしなめ、イスに座ると、どうして腫瘍を取り除きたくないのかボイドにたずねます。その問いに神は理由があって腫瘍をそこに置いたのだと答えるボイド。

するとハウスが茶々を入れるかのように「神が君と話すために頭の中の電話を必要としてるとか?神ってどこにでもいるんじゃないの?まさか長距離電話じゃないよね?」と怒涛の嫌味を。

これこそが神がなさる方法、自然の法則だとボイドは言うと、常に派手な奇跡ばかり起こしていたら、誰も信仰を必要としないだろうと。

ハウスは、だったらどうして耳の中で自分の存在を叫ぶ男がいるのだと言い返すとウィルソンが無言であきれた表情を向けてくるので、ウィルソンに話をゆずります。

自分の死が神の望みだと思っているのかとボイドにたずねるウィルソン。するとウォルターが、選ばれたものの宿命だと応じます。神はもっとも愛している者にそれだけの試練をお与えになると。

「お優しいこと!」とまた嫌味を言うハウス。そしてウォルターに、親の責任を放棄していると言います。16歳で運転させるか悩む前に、15歳で死なせるのは避けろと。

「信じているんですね。息子さんが…聖人だと。」とウォルターに言うウィルソン。そして、自分が思うに聖人の証は謙虚さではないかと。それから、本当の謙虚さを持つ人は名誉として神に選ばれなかった可能性を考えるのではないかと言い、自分が病気である可能性も考えるのではないかと続けます。

このウィルソンの言葉に何も言い返さずに顔を見合わせあうボイドとウォルター。

廊下。

「君には人心操作の才能があるな。」と褒め殺しみたいなことを言うハウス。話を聞いて、会話をすれば相手も協力的になるとウィルソンは言います。

ハウスはそれこそ自分の説だと言うと、子どもの心を読んで、見事操作したとやっぱり褒め殺し。それからため息をつき「プレッツェルを持って来い。」と言って去っていきました。

ポーカーへの参加許可が出たウィルソン。笑顔を浮かべています。

ハウス宅。

ピアノを弾いているハウス。("What a Friend We have in Jesus")

そこにノックの音が。合鍵で入れとハウス。ウィルソンが入ってくると、ポーカーは明日の夜だと言い、そしてウィルソンが手にしているものに目をつけると、プレッツェルではないようだなと続けます。

グレイスのガンの写真だと言うウィルソン。ため息をついて譜面台に写真を置きます。そして「腫瘍が縮小した。」と。

ハウスはピアノを弾く手を止めると、写真を手に取ります。そしてそれを透かして見ると、言葉を失うハウス。

「俺の患者には言うなよ。」と。

廊下。

チェイスの元へやってきたハウス。奇跡の女性のすべての記録が欲しいと言います。あらゆる検査、これまで行った治療、この病院で答えたすべての問診。

とにかく前の医者のもの以外、新生児にまでさかのぼって指示したところで、ボイドの病室でボイドとグレイスが楽しげに話しているのが目に入りました。

ハウスの表情に何かを悟ったか、チェイスは逃げるように立ち去ろうとしますが「『二人を引き離しておけ』って言葉のどの部分を誤読できるんだ?」と皮肉たっぷりに言われてしまいました。二人は友達だし、彼女は彼が自分の命を救ってくれたと思っていると釈明するチェイス。

でも、自分たちが彼の妄想だっていう証拠をご丁寧にも提供しただろうとハウスが言ったところで、カディがやってきました。そして、ボイドが手術の許可を取り下げたと報告を。あきれた表情を浮かべるハウス。

続けてカディは、弁護士を手配すると。そして腫瘍が縮小したのかと驚いている様子。

血中ナトリウム濃度を正常化するのに24時間必要だとイエスに伝えるようチェイスに言うハウス。しかし、すでに正常だとチェイスは言います。

するとハウスは病室のウォルターを指差して「だったらヨセフに言え。イエスはお前がウソをついてることもすぐお見通しだから。」とチェイスに。

それからハウスは、とにかく3人で女性のことをすべて調べるようにと指示。その指示に、自分たちが救うのは「彼」の方ではないのかとチェイスがいぶかしがるとハウスは「彼を救う唯一の方法は、彼女がまだ死に掛けているのを証明することだ。」と。

去っていくハウス。チェイスは病室の3人に目をやります。

ミーティングルーム。

ハウス2点・神3点のままのホワイトボード。3人組が話し合っています。

MRIの機械は異常なしだとチェイス。放射線科医が間違った機械を使ったのかもとフォアマンは言いますが、両方とも調べたと。

そしてチェイスは、回復した患者の診断なんて正気じゃないとあきれている様子。

6ヶ月前の検査結果の方はどうかとキャメロン。機械の故障で影が出て実際よりも腫瘍が大きく写ってしまったのかもしれないと。そして調べてくると言って部屋を出て行きました。

フォアマンは放射線治療の遅発効果かもしれないと指摘。しかし、彼女は6ヶ月間放射線治療を受けていないと否定するチェイス。ここの病院でもどこでも受けていないと。

それならば、あらゆる家庭にいくつもある放射線を放出する機械はどうかと言うフォアマン。しかし、たとえ1年間ずっとその機械と一緒にいても、ハムスターだって病気にならないとチェイスは返します。

それでもさらに、機械が正常に動いているならの話だとフォアマンは言いますが、偶然小康状態が訪れることもあると返すチェイス。

そこでフォアマンは「俺たちどっちかが彼女の家を調べなかったらハウスはただ単にがっかりするだけだと思うのか?」と皮肉を。

チェイスはしぶしぶといった感じでうなずくと「家宅捜索」へ向かいました。

キャメロンはMRIの結果を調べ、チェイスはグレイス宅で放射線測定器を色々な家電にかざしています。フォアマンは膨大な量の彼女の記録をチェック。

一方、自宅のハウスは何をやっているかと言えば…

「キングと9」と言ってカードを出します。今夜はポーカーナイト。

勝ったハウスはチップをごっそりいただきます。そこへウィルソンがハウス宅へとやってきました。「ウィルソン!」と名前を呼ぶハウス。そして参加メンバーの紹介を。ドライクリーニング屋さんと税理士とバス停で会った男。それぞれが手を上げてウィルソンに挨拶。

「こちらはウィルソンだ。」とハウスが紹介すると、どうして彼には名前があるのかとドライクリーニング屋の男。「年上だから。」とハウスは応じます。

「マギル大学」のトレーナーを着たウィルソンは「Hello!」と挨拶するとイスに座って、ゲーム開始。

グレイス宅。

チェイスが放射線測定器をかざして調査中。たくさんの薬のケースにもかざします。

ハウス宅。

鳴り出すハウスの携帯。何か見つけたかとハウスが出ると、放射線を出している家電製品をどれだけ調べればいいのかと問いかけるチェイスに、全部だとハウスは応じます。

それだと一晩中ここにいることになるとチェイスが愚痴ると弱音を吐かずに行動を起こせとハウスは言い、レイズを。バス停で出会った男は首を横に振ると降りると。

4種類の痛み止めとLED装置があると報告するチェイス。

ウィルソンはさらにレイズ。税理士がハウスがどう出るか、表情をうかがいます。ハウスは探し続けるようチェイスに指示すると電話を切り、しばらく考え込むとフォルド(降りる)と。

税理士は楽しげに笑うと「ブラフか。でも彼は君がブラフをかけてるって分かってたみたいだ。今夜は運が向いてないみたいだな。」とハウスに言います。

じっとウィルソンを見るハウス。

ウィルソンは、何か見つかったのかとたずねます。それとも回復することもあるという事実を認めるのかと。その問いには答えずに、黙って腕組みすると何かを考えている様子でじっとウィルソンを見るハウス。

グレイス宅。

引き続き、放射線測定器で調べているチェイス。証明、テレビなど調べて、クローゼットの中を調べようとしたところ、Yシャツやネクタイなど男性が暮らしている痕跡を発見して驚いています。

ハウス宅。

ハウスの手札はクラブの2、4、5、6。残り1枚のカードが伏せられています。

鳴る携帯にハウスが「邪魔するな。」と言いながら出ると「僕たちの患者じゃないから、知らないことがたくさんある。」というチェイス。だからそこにいるんだろうとハウスが応じると、彼女にはボーイフレンドがいるとチェイスは続けます。

ハウスは健康ドリンクを片手に皮肉っぽく「放射線を出すのか?」と言うと、彼がすぐにでも帰ってくるかもとあせり始めるチェイス。「あなたのところで働くことの特権が重罪容疑だなんて割に合いませんよ。」と(笑)

少し待つようチェイスに言うと携帯をつないだまま置くハウス。そして、じっと考え込むと無言でベットを。ストレートフラッシュの可能性はかなり低いと思うとバス停の男は言うと同じくベットします。


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グレイス宅では、電話を耳に当てて待っているチェイス。すると、玄関ガラスに人影が。チェイスはあわてて壁の裏に隠れます。

そんな状況の中、ハウスの手札はクラブの2、4、5*2、6。じっと考え込んでいるウィルソン。ハウスは挑発するような笑顔を浮かべ、他の3人はウィルソンの出方をうかがっています。

フォルドするウィルソン。他の3人も。バス停の男ががっかりした様子で「俺はミスったんだろ?」と。

グレイス宅のチェイスは玄関から身を隠していますが、その人影は他の部屋の居住者だった様子で、その部屋のドアが開くとバタンと閉まる音が。とりあえずチェイスは逃げ支度を。

ハウスが最後の手札をオープン。そのカードはクラブの3。「ストレートフラッシュで9ドルだ。」と得意げなハウス。他のメンバーは笑っています。

ハウスはチップをいただくと、再びチェイスの電話に出ます。「彼は帰ってこない。リラックスしろ。」と言って電話を切りました。

それからハウスは話し始めます。

ハウス:この世で説明がつかないものは存在しない。結局のところは。このゲームにしてもね。君が参加したがっていたと知ってるのは二人だけ。俺は彼に話してない。

ウィルソン:彼に話してないって君に言っただろ。

ハウス:だろうな。彼が親しく会話をしている唯一の人物は君のガンを患ってるお嬢さんだ。どうやって彼女は知ったのかな?このポーカーゲームの話なんか診察の時に話題にのぼりそうにない。日常を共に過ごす中で詳細に話したんだろ。

ウィルソン:言うな。

ハウス:ラビ、ガイダンスカウンセラー、*3親?彼女は君の母親じゃないよな?

ウィルソン:僕は本気で言ってる。言うな。

ハウス:君はセックスをした。

ウィルソン:ここでそんなこと言うな。

ハウス:我らが奇跡の女性とね。

ハウスとウィルソンの顔を交互に見ながら、この話を聞いていたメンバーたち。

黙ったまま緊張した面持ちでハウスを見るウィルソンと微笑みを浮かべてウィルソンを見返すハウス。

ミーティングルーム。

キャメロンとフォアマンが記録をチェックしていると、ウォルターがやってきました。話せるかと言うウォルターにキャメロンはめがねを外しながらもちろんと応じて歩み寄ります。

ボイドが服を着替えて退院する準備をしていると伝えるウォルター。父親の許可なしでは退院できないとキャメロンは言い、フォアマンもナトリウム濃度がまだ正常じゃないと言いますが、ウォルターは、自分もそう言ったのだけど、息子は神が大丈夫だと言っていると言って聞かないのだと。そして、息子と話してもらえるかと二人に頼みます。

ハウス宅。

冷蔵庫を探っているハウスにウィルソンが小声で言います。

ウィルソン:僕の名前がウィルソンじゃないってあの人たちに言ってくれ。

ハウス:君のような状況にいる人の多くは自分のキャリアを心配する。君もそうだ、罰も受けるかも。

ウィルソン:言ってくれ。

ハウス:何があったのかを彼らに言えば君がのぞむことを言ってやるよ。

ウィルソン:(ため息をつく)彼女にとって辛い日で、痛みがひどかったんだよ。彼女を家へ送る迎えの人が来なくて…

ハウス:それで君が申し出た?

ウィルソン:あぁ。食料品もなかった。出かけるには具合が悪すぎたし、30分ぐらいなら時間があったから彼女を送ってそれで…

ハウス:とどまった。で、彼女がオーケーしたと。

ウィルソン:あぁ。

ハウス:で、帰らなかった。君はアパートが見つかったって俺に言ったよな。でも君は彼女のところに引っ越した。俺にウソをついた。

ウィルソン:(「あの人たちに言ってくれ!」というようなジェスチャーを)

ハウス:(3人に向かって)こいつの名前はウィルソンじゃない!で、俺よりもひどいミスをした。

ウィルソン:わかった、そうだ。僕は君にウソをついた。すまない。

ハウス:腫瘍専門医の大半は治療に神経をすり減らしてる。でも君は違う。君は哀れな人につけこんだ!

そうからかってくるハウスに、何とでも言ってくれとウィルソンは不機嫌に返すと2度と戻らないとポーカー仲間に言ってジャケットを羽織ります。

「君は便利な吸血鬼だな!」と追い討ちをかけるハウス。さらに「確かに君は英雄的だ。社会の役に立つ。でもそれは自分を満足させてるだけだ。」と。

ウィルソンは何も言い返さずに強くドアを閉めて出て行ってしまいました。

ハウスはポーカー仲間に「盗む価値のあるものはないから、物色するなよ。」と告げ、ウィルソンを追いかけます。顔を見合わせつつ、ゲーム再開するポーカー仲間。

アパートを出て歩いていくウィルソンに大声で声をかけるハウス。

ハウス:君は哀れな人フェチじゃないのか!?そういう人と結婚する。

ウィルソン:(あきれたように手を広げる)さぁね!

ハウス:そうだよ!時間がたてば、突然、その人は哀れじゃなくなる。君が悪い。君は世話を焼きすぎ、その人たちは健康になったら自立していく。不愉快な話だ。神か!今、君は神にイラついてるんだな!彼女を幸せにしたから。

ウィルソン:何でこんなことするんだよ!?

ハウス:君がバカだからだよ!

ウィルソン:(笑う)

ハウス:患者と寝るリスクぐらいわかってるだろ?

ウィルソン:勘弁してくれ!僕が仕事を危険にさらしたことを君は怒ってるんじゃない。僕が君にウソをついたから怒っているのでさえない。僕が君にウソをついて、君がそれをわからなかったから君は怒ってるんだ!

ハウス:あぁ。君は俺をだました。

ウィルソン:だから君のポーカーゲームに僕は来て欲しくなかったんだろ。支配できないからって、グレゴリー・ハウスは我らが信仰治療師の少年を見捨てるんだ!宗教的信念が君を悩ませてるんだろ。抽象的な秩序によってこの世が動かされているのならそれを理解し、自分自身を守れるのにな。もし神が存在するなら、神はいつでも自身が望むときに君を押しつぶすことだって出来るんだ。

ハウス:俺がどこにいるか神にはわかってるしな。

ここで電話が鳴り出しました。それぞれの携帯を探る二人。「君のだ。」とウィルソンが言うとハウスが携帯に出ます。ハウスは話を聞くと、すぐに行くと言って携帯を切りました。

それから「イエスは熱が。妄想もある。」と告げるハウス。結節性硬化症で熱は出ないとウィルソンは指摘。そしてハウスに、送っていくと。

ミーティングルーム。

その辺の通りからランダムに人を選んで連れてきてその人を検査しまくれば、少なくとも3つは病気が見つかると言うハウス。患者の病気は結節性硬化症の軽症のものなんだと。

でも彼の腫瘍は成長していると言うキャメロン。その言葉に、病気が悪化したから腫瘍が成長したと推定したのであって、彼が病院に来なかったら普通に年を取ってそれがあることを知ることもなく死んでいただろうとハウスは言います。自分たちは脳の正常な部分を見て何かを探していたのだと。

そして続けてハウスは「銃を抱えている死体のそばに立っている人を見つけたようなものだ。俺たちはその人間を逮捕するけど、それ以上のことはしない。たまたま殺人現場に居合わせただけっていうこともあるのに。」というたとえ話を。

彼の熱は103度(華氏)まであがっているとフォアマンは言うと「このまま何もしなかったら、すぐ実際に神と顔をあわせて話すことになる。」と皮肉を。

彼はたまたま感染症にかかった、ごくありふれた宗教的変人なのかもしれないとハウスは言い、そして腰椎穿刺をするようにと指示。

ボイドの病室。

神がこれ以上、人間の薬を摂取するなと言っていると投薬を拒否するボイド。自分が神を信じれば、きっと良くしてくださると。しかしボイドは呼吸も荒く、顔を赤くして、かなり汗をかいています。

ただの検査だと説得するキャメロン。原因を知りたいだけだと。しかしボイドは「神は原因を知っておられるし、対処してくださる。」と言うばかり。

そこでフォアマンはウォルターを、彼は錯乱状態で未成年なのだから、彼ではなく父親が決定することだと強い口調で説得。しかし、困惑するばかりのウォルター。

するとボイドがさらに錯乱状態を極め、ブツブツと独り言を言いはじめました。「神の国、それは畑に隠された宝。持ち物をすべて売ってその土地を買います。」と。

望むだけその土地を買えばいいけど、それで脳をダメにするなと説得するフォアマン。そしてウォルターに「自分の息子が自殺しようとしているのを黙って見ているんですか!彼は正気じゃない…」と強く言ったところでボイドは「父さん!」とウォルターに呼びかけると「父さんの信仰が弱ければ、僕は負ける…。助けて。」と。

そう涙ながらに訴える息子にウォルターはため息をつくと「申し訳ないけど、あなたたちは何が悪いのかさえ分かっていない。でも神は答えを知ってる。だからあなたたちよりも、神の手にゆだねる。」という判断を。

顔を見合わせるしかないフォアマンとキャメロン。

廊下。

ハウスが自販機で買い物をしているウィルソンに声をかけます。力を貸せと。

エレベーターから降りてきたふたり。

「僕に魔力がなかったってことは君も分かってるだろ。」と皮肉を言うウィルソンに「俺には信仰がある。」と返すハウス。

するとウィルソンは、食事の中に抗生物質を混ぜてみたらどうかとかなりやけっぱちな手を提案。しかし、感染症の種類もわからないのにどの抗生物質を投与するのだとハウスは言い返します。

幅広く試せとウィルソンは言いますが、ハウスはその作戦は忘れるように言うと、自分たちの最大の希望はウィルソンの見事な話術だと続けます。

感染症じゃないってこともあるだろうとウィルソンは言いますが「殺人現場の比喩を話したとき、聞いてなかったのか?」と冗談交じりに返すハウス。

そこでウィルソンはその比喩に乗っかって、結節性硬化症が「有罪」だったらどうだと言います。手に銃を持って立っていたかもと。

しかし、結節性硬化症で熱は出ないと言うハウス。熱以外のすべては引き起こすとウィルソンは言うと、熱は無罪の傍観者なのかもと続けます。熱は何によってもすぐ上がるし、彼は病院で病原菌を得たのかもと。

そのウィルソンの言葉に、考えるところがある様子で立ち止まるハウス。

ハウス:もしくは彼が病原菌をここに持ち込んだか…(ピンと来た表情を浮かべ)

ハウス:彼はそれを君の患者に移したのか。だから彼女のガンは縮小したんだ。ウィルスは最初にガンの元へ行った。

ウィルソン:ウィルスが腫瘍を攻撃するっていうのか?

ハウス:過去200年間で腫瘍を攻撃目標にするウィルスの報告がある。1900年代前半、イタリアの医学雑誌が子宮頸がんに狂犬病の弱い病原菌を注射された女性のケースを載せた。俺にはなぜそうなったのかはわからないけど、彼女の腫瘍は小さくなったらしい。

ウィルソン:彼が狂犬病を彼女に移したと思うのか?

ハウス:もっともガン細胞に作用しやすいウィルスの種類のひとつはヘルペスだ。

ウィルス:ヘルペス脳炎か。合うな。発作、低ナトリウム、視覚障がいも。もし君が正しいなら、グレイスのガンは再発するってことだ。

(ボイドの病室へと歩いていくハウス。)

ウィルソン:でも、きっと彼らを納得させることは出来ないぞ。これ以上検査を望んでないんだから。

ハウス:カインの印*4には異議を唱えられないだろ。

ハウスはそう言い残してボイドの病室へ。立ち尽くすウィルソン。

ボイドの病室。

さらに病状が悪化している様子のボイド。苦しそうに「意思を変える気はないし、検査はしない…神は方法を知ってる…」と。

そこへハウスがやってきました。そしてボイドのYシャツに手をかけながら「シャツからはじめようか。」と陽気に言います。何をするのかとハウスの手を払いのけてボイドが拒否すると、神からの任務でやっていると言うハウス。服を脱がされたくなかったら、裸になれと。


ウォルターも何をしているのかとあ然としていると、ボイドが助けた女性にウィルスを移したのだとハウスは説明を。

しかし、彼女は治ったし、自分には才能(ギフト)があると主張するボイド。すると、ギフトといえば宝石とか靴下だけど、ボイドが持っているのはヘルペス脳炎だとハウスは言い返します。そして、感染した傷を自分でかきむしって、その手で人に触れたことが唯一の伝染方法だろうと説明を。

ヘルペスはセックスで感染するのではないかとたずねるウォルター。それもあるけど、口唇ヘルペスもあるとハウスは応じます。しかし、ボイドの場合はセックスから感染したんだろうと。

傷なんかないし、入院したときに体は調べたと言いながらベッドから降りようとするボイドを制するハウス。ベッドに押さえ込みます。そして、ヘルペスは隠れていて出たり消えたりすると説明をして、もう一度脱ぐようにと。入院時はなくても今なら出ているかもしれないから。

するとボイドは、ウォルターに訴えかけるように、絶対にそんなことしていないと言います。そこでハウスもウォルターに、完璧な神の子が1日に12ガロンの水を飲んで自分の体を浄化していることに疑問を持たなかったのかと痛烈な嫌味を。

ついに「ボイド…彼は正しいのか?」とたずねるウォルター。しかしボイドは涙ながらに必死に「父さん、違う、違うよ!この人はおかしい!助けてよ!…ドクター・ウィルソン、助けてよ。」とウィルソンにまでも助けを求めますが、ウィルソンは「神は、薬はダメ、治療はダメとは言ったようだけど、服を脱ぐことはどちらでもないだろ。」と突き放すと、ウォルターに「これはあなたの意思で決めることです。」と再度決断を促します。

まだ迷いがある表情のウォルター。しかし、ボイドが「父さん、信じなきゃ…」と言うと「私は主を信じてる。それにお前が結局、10代の男の子だったということも信じる。服を脱ぎなさい。」と。

あきらめたボイド。力なくベッドに横になると、シャツをめくって腰の部分にある傷を見せます。

するとハウスは「安心しろ。アシクロビルを投与すれば、すぐに天使が戻ってくる。」と言って部屋を出て行きました。

枕に突っ伏して泣くボイド。ベッドサイドには聖書が置かれており…。

ハウスのオフィス。

ボイドがやってきて、ガラス戸をノックします。ボイドの姿を認めると「どうぞ。」と応じるハウス。

すっかり元気になったボイドが父親に謝罪するよう言われたと伝えます。

まだ声が聞こえているのかとハウスが問うと、ボイドはあいまいにうなずき「あなたは幸運だ。自分がしていることが正しいと確信して人生を生きてる。それがどれだけ気分がいいかは知ってる。」と。

何も言わずにじっとボイドを見るハウス。「グッドラック。」とボイドが言うと小さくうなずきます。

ボイドは帰っていきました。

ミーティングルーム。

ハウス2点・神3点のホワイトボードのスコア表。

チェイスが一人でいるところにハウスが入ってきました。そしてチェイスに、最終的に自分に点数が入ることにならないかとたずねます。

自分が書いたと知っていたのかと驚いている様子のチェイス。他に誰がいるんだとハウスは応じます。チェイスは笑うと立ち上がり、マーカーを手に取ると「書き込みますよ。」とアピールするようにハウスにマーカーを示して、ハウスに1点追加します。

神の点数は減点だとは思わないかとたずねるハウス。しかしチェイスは、腫瘍は縮小したと指摘。それはウィルスのせいだろうとハウスはジャケットを着ながら反論。

チェイス:確率というものを知ってます?ガンの種類がぴったり合わなきゃならないし、ウィルスの種類もぴったり合わなきゃならないし、被曝も…

ハウス:彼女は宝くじを当てんだよ。

チェイス:あなたは彼女が宝くじを当てたと言い、彼は奇跡だと言う…。

ハウス:あぁ。神の手が彼のパンツの中に入って、彼にセックスをさせ、発疹をかきむしって、その指で女性の顔を触り、彼女にさらに数ヶ月の命を与えた。彼は単なる「もう一人」の嘘つきで人心操作をする人間だ。

ハウスがこんな風にウィルソンへの嫌味を込めて言ったところで、ウィルソンがやってきました。そして「誰もが君みたいに完璧じゃないんだ。」とこちらも嫌味を言うと、何かを信じて思い通りに行かないこともあると続けます。

黙ってウィルソンを見るハウス。部屋を出て行くウィルソンに続きます。

ハウスvs神の対決は、結局3対3の引き分け。

玄関ホール。

ハウス:それで、君のガールフレンドはどうした?

ウィルソン:少し時間が増えた。そんなに多くはないけど。

ハウス:彼女は打ちのめされてないんだな。

ウィルソン:あぁ、広い世界を信じられて幸せだって言ってる。

ハウス:まだ信じてるとは。

ウィルソン:信仰だよ。彼女はフィレンツェに行くんだってさ。

ハウス:君は引っ越すのか?

ウィルソン:あぁ。

ハウス:俺のところに戻ってくるか?

ウィルソン:いい案だとは思えないけど。("My Journey to the Sky" by Sister Rosetta Tharpe)

ハウス:(うなずく)…俺たち、うまくやっていけるって。

ウィルソン:(笑う)ハウス、君ってヤツは…神がお造りになったんだな。

それぞれに反対方向へと帰っていくふたり。

とりあえず今回は感想を書いてみましたが、まだまだ書き足りないのでまた追記するかも。いろいろあふれ出てきてまとめきれないし、書ききれません。

わたしは信仰を持たない人間だということをまずお知らせして、以下、感想を書いていきたいと思います。

で、ボイド。「ユダヤのアサ王は医師に助けを求めた」うんぬんってよそ様の宗教をチクチクけなしておいて、自分が苦しくなったら「医者を呼んで」って冒頭からわたしにツッコますな!(笑)

日本では「エホバの証人」の信者に対する手術中の輸血について、自己決定権が尊重されるという最高裁判決が出てますが、それと同じように、今回もボイド・彼の保護者の意思を尊重してボイドも放り出しちゃえばよかったと思いますけどね。本人が投薬・手術をしてくれるなって言ってるんだから。

…ってそれじゃドラマにならないじゃないかと言う話ですが(笑)

信仰を持たない人間にとっては、ボイドがやっていることはカルトにしか映りません。末期ガンの患者にあんなふうにつけこむのは最低最悪のことだと思います。

まぁボイドは未成年ですから、10代にありがちな自分を特別な人間だと思っちゃうところに宗教が加わってとんでもないことになってもしょうがない気がしますが、その父親のウォルターがどうにもこうにも許せんです。

あんなに息子が苦しんでいる様子を見ているのに、それでも治療に迷いを見せるとは。チームが原因を見出せないから、神の手にゆだねたいって!

あ然呆然です。

ウィルソンファンの方は、以下から何行かは読まないことをオススメします。悪口を言いますので(笑)

ウィルソンの「恋多き男キャラ」がここにきてこんな最悪の形で爆発するとはね(笑)

まさかウィルソンとグレイスがそういう関係だとは思いもしなかったので、最初、ウィルソンのオフィスでカウンセリングしている場面では素直に「ここまで親身になってくれるとは、ウィルソンったらなんていい医者だ。」と思いましたよ。

廊下で、検査するように説得するところも涙目になって必死に説得していて。(あとから考えれば、この時点であやしいけど。)

シーズン2第2話のアンディについて、治療すれば1年長く生きられるからハウスに診断を依頼したような、あのやさしさと同じ気持ちがグレイスに向いてるのかなと思ってたのに。

それがそれがまさか!

ハウスは薄々感づいていたようで、チェイスの家宅捜索の報告で確信を持ったようでした。目の前でいろいろとチェイスから報告が入ってくる状況にウィルソンは内心ビクビクしてたのかな。ポーカーの最中だから動揺してる様子はなおさら見せられないし。

そこから怒涛のごとく次々と推理してウィルソンを責めたてる「鬼刑事ハウス」っていう展開は最高でした(笑)ウィルソンも怖いもの知らずだなぁ〜。ハウスのことは良〜く知ってるのに、ウソついちゃうんだもんなぁ。バレると思わなかったのかね。

で、百歩譲って、患者と関係を持ってしまったことは大目に見るとしても、その後住まわせてもらうっていうのはどう考えても弁解の余地なし。しかも、クローゼットまで使わせてもらっちゃってねぇ(笑)

ホテルに泊まるとか、どうとでもできるじゃん。

ウィルソンはグレイスに「治療」を施したボイドに対して激しく怒ってましたが、何かにすがりたい状況のグレイスの気持ちに意図的じゃないにせよ付け込んでいるとしか思えないウィルソンの行動はボイドと変わらないんじゃないかとすら思ってしまいます。

厳しすぎますかね…ごめんね、ウィルソン(笑)ウィルソンに期待しているからこういう厳しいことを言うんだよ。…ってどういうフォローなんだか(笑)

おぉぉぉっ!確かに、キャメロンとフォアマンの間にはベルリンの壁が見える!(笑)

先週も思ったけど、ぷりぷりしてるキャメロンはかわいいから、ずっと怒ってればいいのにってちょっと思ったけど(笑)やっぱり仲直りは早くして欲しいな。

でもキャメロンが怒ってるのはすでに論文のテーマを盗られたってことじゃなく、フォアマンの「友達じゃない」発言についてなわけで。だからキャメロンには「いつまで怒ってんだよ。」みたいな態度をフォアマンにとられる理由なんかない!(笑)

キャメロンとフォアマンのケンカを尻目に、ますます飄々とした雰囲気が増してきたチェイスはなかなかおいしいポジションをゲットしてますね。

ひそかに「ハウスvs神」のスコア表書いて楽しんだりしちゃって。

ボイド役のトーマス・デッカーはカリスマ性を感じる容貌で、インチキ信仰治療師役がぴったりって感じでした。

現在、スーパードラマTVで放送中の『Heroes』に主人公の一人であるチアリーダーの女子高生・クレアのスーパーパワーを知っている唯一の人物、(少なくともクレアはそう思っている…)おさななじみのザック役で出演しています。

高いところから落ちたり、火の中に入っていってもまったく怪我をしないクレアを彼女の命令でカメラに収めている役。ザックはクレアをいつも心配してるんだけど、クレアはザックに対しては常にツンツン状態。

で、ツンツンからデレデレへ発展するのか!?(笑)と思いきや、シーズン1後半からはザックって出演してないんですね。残念。

ザックはいわゆる「おたく」キャラで、学校では浮いているらしい存在。クレアのチアリーダー仲間に「男子のロッカールームでアソコがたっちゃったんだって?」ってからかわれるキャラ(笑)

でも、あんなにカッコいい男の子が学校で浮いてるって言われてもちょっとねー。初期の「The OC」のセスみたいな感じですかね、言ってみれば。

次回予告。

…と思ったんですが、見つけられませんでした。

シーズン2第20話「恐れる医師 前編」(Euphoria Part 1)

ついについに!FOXチャンネルのネタバレ工作が実を結ぶときがやってきますよ!(笑)

シーズン1のベルト放送ですが、深夜の3時からも再放送しているようです。眠れぬ夜にぜひ(笑)



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